滋賀県長浜市(旧浅井町)の須賀谷温泉へ日帰りで浸かりに行ってきました。オートバイで行くつもりでしたが、「湯冷めして風邪ひいたらアカンしな」とか何とか言って、結局クルマで(情けねえ・・・)。何度かツーリング等で行ったことのある温泉ですが、一昨年に新館が出来てからは初めて行きました。須賀谷温泉は、湖北は小谷城址のほど近く、国道365号線から少し山間に入ったところにある静かないで湯です。以前の建物も残っていましたが、今は使われていませんでした。こじんまりした露天風呂などはまさに秘湯の趣でしたが、新館は和の雰囲気を漂わせた立派な温泉旅館になっていました。 内風呂も露天風呂も以前とは段違いの広さ!温泉は空気に触れると茶褐色に変化する「ヒドロ炭酸鉄泉」です。かの浅井長政も湯治に通い、愛妻のお市さんも浸かったと言われています(ほんまかいな)。そういえば写真の「お市ちゃんタクシー」。いったいどんなんでしょうね。乗ってみたい気もします(笑)。一部地元のおっちゃん達に占拠されていたものの、大混雑というほどでもなく、そこそこのんびり出来ました。ただ本業は旅館なので、最近のスーパー銭湯スタイルの日帰り温泉のような広い休憩スペースや安いレストランのような施設はありません(食事処はありますよ)。 小谷城址もずいぶん前に行ったきりです。草深い山道を延々と登りつめたところにあったのは、わずかに残る苔むした石垣のみでした。兵どもが夢の跡です。考えてみれば長政もお市も、3人の娘(茶々・初・督)も、戦国乱世などに生まれてこなければ、もっと幸せな人生を送れたのかもしれない。切ないですねえ。 ちなみに、こちらの写真が現在は使用されていない旧館です。「秘湯・須賀谷温泉」の看板がありますが、これだけ立派な新館が出来て観光バスもバンバン来るようになりゃあ、もはや「秘湯」ではないかもしれません。ただ、周辺に観光地らしきものは一切無いので、ムードはやっぱり「秘湯」ですね。関西からだと日帰りはもちろん、1泊2日でも手軽に出かけられる温泉なので、湖北の美しい自然を愛で、浅井家の悲運を偲ぶ小さな旅に、一度出かけられてみては如何でしょうか。 流星―お市の方〈上〉
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